電子カルテ:ダイナミクス(Dynamics)を紙カルテと併用するの説明ページ
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ご注意:このページは、小規模診療所の医師専用です。かなりの主観・独断が入っています。ご参考になるとは思います。
    なお、記載事項に責任のとれないことをご了解くださいませ。内容は平成27年05月当時のものです。
                                               最終記載日:H28/01/10

                                  [当院HPのトップに戻る]
まずは結論:
当院では、安価な電子カルテのダイナミクスをレセコンとして使用、紙カルテ併用で運用しています。
当院にとっては、この方法がベストチョイス、と考えています。

以下詳細:
診療所レベルでは、レセコンにするか電子カルテにするか迷っている医師が多いとの話ですので、
その一助になれば、と記載することにしました。

当院は、忙しくない内科系の無床診療所(内科・循環器内科・小児科標榜)で院内処方です。
1日外来数は(どう考えても)100人以下と多くない (^_^;)です。
・・・この場合には、圧倒的に電子カルテではなく、レセコンがベターと考えます。後記に詳述します。

1)理由の一つは院内処方だからです。
  医師記載の処方を電子カルテ=ペーパーレスで院内調剤するのはミスが発生しえます。
2)内科では介護保険関連も含め書類が多数発生し、それを長期間保存することが必要です。
  「PDF化してデジタル保存」もありえますが、高速での閲覧、追加文章の記入、付箋をつけてのマーク、などでは
  「紙の束」のほうが圧倒的に有利です。
3)電子カルテの3原則(真正性、見読性、保存性)を診療所レベルで常に維持していくのは
  ちょっとしんどいところがあります(ネットで検索してみてください)。
  受診者への診療に最大限にエネルギーを使う!!カルテデータの管理に大量のエネルギー、時間とコストを
  費やしたくない・・・とすると、電子カルテより紙カルテがベターでしょう。

*電子カルテ:ダイナミクスのメリット、特徴などは後述(ここ)にあります。
*なお、H27年にダイナミクスはバージョンアップで、各種書類のファイリング機能が搭載されました。
 RS_BASEまでの機能はありませんが、ペーパーレスでの書類保存が容易になっています。
 上述のように当院では使用しませんが、バックアップしておきたい重要書類のみ
 デジタルファイリングしてもよいかな?とも考えています。

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えーー、では、まず、
電子カルテか?レセコンか? メリットとデメリットは?
一般論を記載してみます(等倍フォントで見ると見やすいです)。
電子カルテ=レセコン機能+カルテ機能+追加機能(採血データグラフ化、ファイリング機能など)あり、ですね。
最近では、日医のORCA(レセコン)上で作動する電子カルテも多数出ています。

         電子カルテ      レセコン(=紙カルテ)
価格       高価         安価
保守料      高価         安価
操作・習得時間  複雑         容易      :電子カルテのほうが習得に時間がかかります
過去の見読性   見にくい       見やすい    :紙カルテなら古い記載・古いデータの閲覧も容易ですね
カルテ記載時間  長い         短い      :紙カルテなら「書きなぐり」もできます
受診者の顔を見て 問題あり       OK      :よく言われるとおりです
停電、大災害時  困難〜不可能     OK      :紙カルテなら停電でも使用できますね
イラスト入力   時間がかかる     容易      :ボールペンでサラサラと紙にかけます
別室でカルテ書き 不能         OK      :処置室のカルテ記入なら紙カルテですね
各種書類発行   可能         できないかも  :診断書、情報提供書などとカルテデータの連動は電子カルテが便利
記載情報アレンジ 限定         アレンジ可   :文字色変える、波線引く、大文字化など紙カルテなら自在です
保存データ量   大量         少量      :データバックアップ時間も異なります。データ破損リスクも、、
職員数      減らせる       −−      :医師が会計まで入力するので受付事務員が減らせます
時間外対応    楽          −−      :レセコンでは「カルテ出し」があり
データ管理    複雑、手間      楽       :「電子カルテの三原則」は診療所レベルではキツイです
トラブル     多い         少ない     :電子カルテのほうが高機能な分、トラブルが増えます
事務退職     問題なし       ??      :レセコンへ保険点数を事務が入力=新人の教育が必要(*1)
医師代行     困難         問題なし    :代行医師が電子カルテの操作法を知っておかねば大変です(*2)
高齢医師     困難?        問題なし    :IT嫌いの高齢医師も減ってきていますね
メーカー変更   困難〜不可能!    問題なし    :大問題です。後述(*3)
大人数受診    OK         カルテ出し大変 :1日200-300人受診する医療機関ではカルテ出し入れ大変です(*3)
データグラフ化  可能         不可能?    :レセコンでもRS_BASEなどを使用すると、採血データの表示ができます
2号用紙検索   可能         不可能     :電子カルテなら「キーワード」検索で過去のカルテ記載を検索可能(*4)
ソフト会社倒産  大変!!       大丈夫     :紙カルテなら全情報が紙で残っていますからね
院内処方なら   ペーパーレスにならず −−      :電子カルテのメリットが減りますね(*5)
往診などでは   工夫が必要      容易      :電子カルテの場合には工夫が必要です(*6)
カルテ棚     不要         どんどん増える :古いカルテの保存方法・場所がレセコンの問題点です

*1)事務退職で新人にレセコン操作を教育:
 電子カルテなら保険点数計算、会計まで診察室で医師が行うので、新人スタッフでもトラブル少なしです。
 レセコンで受付事務が紙カルテの保険データを入力するのなら、操作法の習得・教育が必要となります。
 しかし、日々の業務のレセコン操作法だけなら、習熟者の教育で1時間X3日ほどで操作法の90%は習得できます。
 当院でも複数回経験ありです。
 「紙カルテ運営で1名の新人がレセコン操作ができない」でも、2名事務体制ならもう一人がサポートすればよし。
 医師1名+事務1名体制なら、退職前に新規の新人のレクチャーを数日お願いすれば問題なし、と思います。

*2)院長が急病などで、代行医師が電子カルテの操作法を知らなければ大変
 事務職員がクラーク(医師の口述に、電子カルテの所見入力を行う)ができれば問題なしですが、、、。

*3)電子カルテでメーカー変更による機種変更は大変:
 現状では、頭書き(氏名、保険番号など)は移行は可能ですが、2号用紙・3号用紙の所見データは
 各社でフォーマットが異なるため、過去数年分の所見データを新規の電子カルテにそのまま読み込ませるのは
 ほぼ不可能です。一つのパソコンに新旧2つの電子カルテを立ち上げて閲覧し必要部分をカットアンドペースト、
 古い電子カルテ所見をpdf化して新しい電子カルテで適宜閲覧、などの話がありますが、正直、なかなか大変でしょう。
 使わなくなった旧電子カルテのデータにも「電子カルテの三原則(真正性・見読性・保存性)」が適応されますから、
 真正性や保存性を数年後も担保しなければなりません・・・かなり面倒なことだとは思います。

*4)2号用紙での記載の検索:
 3号用紙も含めて電子カルテなら「キーワード」検索で過去のカルテ記載を検索可能です。
 たとえば、HCVAbを測定したかどうか?、前回、胸部レントゲン写真を撮ったのはいつか?などが
 キーワード検索で検索できます。2号用紙での”胸痛”という単語の検索も可能でしょう。また、高度な使用法として、
 「平成26年8月〜12月までにインフルエンザの病名で、咳のカルテ記載があり、抗インフルエンザ薬Aを使用した人が何名、
 抗インフルエンザ薬Bを使用した人が何名」を検索表示、なども可能な電子カルテがあります(ダイナミクスなら可能です)。
 「電子ペンでタブレットに入力して記載所見を画像として保存」する電子カルテがありますが、
 この場合には文字情報としては保存できていないので、当たり前ですが文字列検索ができません。

*5)院内処方ならペーパーレスにならず
 院内調剤のため院内処方箋(のたぐい)が必要です。完全ペーパーレスにならない=電子カルテのメリットが減ります。

*6)往診・訪問診療では電子カルテは工夫が必要
 紙カルテならカルテを持っていく、往診先で2号用紙に記載し帰院後に本カルテは書き写し・糊で貼り付けるなど容易です。
 電子カルテの場合、メモに記載し帰院後に電子カルテ入力。タブレットやノートパソコン持参し帰院後に所見を統合処理。
 ハイテクならクラウド上でアクセスした電子カルテに所見記載、などもありますが、工夫やコストがかかることになります。

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ここまでで考察。
1)一人医師での診療所ですし、レセコン・電子カルテのメンテは院長の私がしなければなりません。
 できるだけ手間のかかることは避けたいものです。
 また、よく言われることですが、「レセコン・電子カルテにコストをかけても診療報酬は同じ」です。
 どうせなら、レセコン・電子カルテへの投資額を抑えて、医療機器の購入に振り分けたいものです。
 毎日、数百人が受診するならカルテ出し入れ&カルテメンテが大変ですが、当院ではそんなに受診しません。
 また、院内処方のために完全ペーパーレスにはなりえない。・・・ならばレセコンにしよう!、ですね。
2)OSは、Windows、Linux(ORCAなど)、Macがあるが、慣れているWindowsにしよう。
 Windowsなら併用使用ソフトもハードも安価で多種類あり。ネット情報も多数です。
 また、周辺機器との連動でもWindowsが有利。血球計算機などではWindows OSとだけデータ連動可能なものもあります。
3)OSのバージョンアップ時にソフトのバージョンアップ(+課金?)を要求しないメーカーがよい。
 そして、契約期間が長いのはトラぶった時に機種変更が難しくなるので、できれば単年度契約自動更新がよい(補足参照)。
4)でも、電子カルテの機能も欲しい(患者の経過サマリー記録、2号用紙に要点記録、採血データグラフ化など)。
 ・・・ということで、「Windowsレセコン+紙カルテ」で決定。
 そして「Windowsで動く安価な電子カルテがあれば、それを紙カルテで使用」という方針にしました。
5)レセプトチェック機能が強力なものがよい
6)また、ある程度画面レイアウト(文字の大きさなど)が改造できるものがありがたいです

結果、レセコンと年間契約費用がほぼ変わらない、安価な(株)ダイナミクス社の電子カルテ:ダイナミクスに決定し、
この10年以上、使用してきました。現在も問題なし、です。満足です。
ダイナミクス以前では、MS-DOSでのレセコンを使用していましたが、
ダイナミクスでは高速でデータ処理ができて内蔵するレセコンチェッカーも強力。
結果、レセプトの返戻や査定も激減しました。月末月初の職員残業もなし。
満足しています。
なお、導入時にはパソコン3台+モニター3台+A4プリンター2台+LANで、ハード+ダイナミクスソフト代で
75万円弱でした。平成26年現在の初年度34万5600円、2年目以降は12万9600円/年ですね。月1万円ちょっとです。
確かに安価ですね。

補足:
*平成26年9月にダイナミクスのHPを確認したら、「解約希望月の前月までに契約終了を申し出た場合に
 自動振替を停止し解約」とありました。1年契約でなく、1月契約単位での自動更新ですね (^_^;)。

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実際、10年以上、ダイナミクスを使用してきたメリットとして(開発元のポリシーに共感するものとして)
○慣れているWindows OS上で作動する
○ソフト自体が安価(年間契約料も安価)
○高速で事務処理(レセコン処理)できる。
○精算と同時にレセプトチェック可能。結果として月末・月初めのレセプトチェックがほとんどない。
○結果、レセプト査定がほとんどなくなった。
○1月毎の契約更新で終了しやすい(5年契約縛り、などなし)
○ハードの制限なし。自由に端末台数も増やせる。
○地方公費(各地域の一人親家庭での保険減免など)に公式に対応している ←小児科などではこれは大きいです(確認してね)。
○プログラムソースを公開している、改造しても開発元はクレームをつけない。
○無料オプションソフト、安価なオプションソフトがある
○ユーザーが作ったダイナミクス関連ソフトを開発元が提供するサイトで公開できる、DLできる。
○バージョンアップが早い。
○OSのバージョンアップ時に追加料金が発生しない。
○公式MLの過去検索が高速で容易。とても参考になる。
・・・などを揚げることができます。

※「Macのほうが画面が美しい」という方もいらっしゃいますが、軽トラや耕運機の購入と同じで
 ビジネス専用として機能第一で購入を決めるほうがいいと思います。
 また、ダイナミクスはしばしば「画面がゴチャゴチャしている」と言われていますが、
 1画面内で多数の情報が閲覧できる方がベターと思います。
 また、ダイナミクスはXGAモード(1画面ゴチャゴチャモード)とSVGAモード(表紙、診療、所見で別画面モード)が
 あるので、後者での画面なら、それほどゴチャゴチャしないはずです(当院は後者モード)。

レセコンからダイナミクスに変更して良かった、と思うところは:
○受診者の診察後の待ち時間が短い(最短0秒):
 (条件そろえば)受診者が診察直後に受付に行くと、すでに処方完了・計算完了・領収書完了で、
 すみやかに精算して帰宅できる=待ち時間0秒です。
 例:継続受診の方の状態が安定していることを診察・確認して院内処方メモをスタッフに渡し、院内薬局で院内処方を完了。
   診察室からLAN経由で受付に領収書を印刷交付。医師は2号用紙(+3号用紙)にボールペンで記入し診療終了。
   ・・・受診者が受付に行くと薬剤準備と領収書が完了している(受診者が驚くことがあります)。
○電子カルテの特性を生かして、レセコン処理
 医師一人のみの時間外診察の場合でも、診察室で処方計算・領収書印刷・処方渡しの全てができる。
 =診察室にプリンタ設置あり+電子カルテ(レセコン)なら可能ですね。
○ダイナミクスには高速で頭書き処理などができる機能があり。薬剤や処置の入力も高速化が可能。
 インフルエンザ大流行時の休日当番医:医師1名+受付スタッフ2名+ナース2名の総5名で、
 受診者100名(初診新規カルテ作成90名)。迅速キットでのインフル検査、ヘモグラムなどの生体検査を実施。
 数十人に院内でリレンザの吸入指導・・・などを行い、診療9時間で診療終了できました。
 =高速で事務処理できるダイナミクスのおかげです。
○各種書類が容易に印刷できる
 診療情報提供書や主治医意見書などの書類を開くと、すでに患者名・生年月日や病名・使用薬剤が記載した状態で開きます。
 あとはワープロ感覚の文字入力で各種書類を完成できます。便利です。
○採血の経時変化を画面表示・印刷できる
 RS_BASE形式で保存された採血データをダイナミクスに取り込むことができます。そのデータをパソコン画面上に
 表示したりグラフ表示ができます。また時系列データを印字して紹介状に添付することもできます。
○各種書類を患者ごとにファイリングできる(H27年から)
 PdfファイルやJpegファイルを患者ごとにファイリングする機能が搭載になっています。
 ダイナミクス内ではファイルの存在位置をリンクしているだけですので容量も、それほどとりません。
 RS_BASEほどの機能はありませんが、各種書類印刷可能・採血データ保存・ファイリング機能付きで、
 非常に便利なソフトウェアになりました。
○診察終了時(会計時)にはレセプトチェックができている。
 設定により「領収書発行時に病名と薬剤・検査のチェック」を瞬時に行うことができます。随時修正していけば
 毎日の終業時にはその日のレセプトチェックが終了しています。つまり、月末・月初めのレセプト作業が少ないです。
○投資費用が少ない:
 パソコン+ディスプレイ3台+A4廉価プリンタ2台+ソフト代で80万円未満でスタート。
 毎年の契約料が13万円程度と高価でない。・・・などが印象的ですねえ。
○追加機器、増設機器が安価
 2万円以下のプリンタ購入。8万円以下のパソコン購入。Microsoft Accessも安価で入手できます。
 経年劣化での機器変更でも投資コストが少なくて済みます。
 開発元はハードの制限をしていませんので、(自己責任で)超高速ハード〜安価なハードを選ぶことができます。
○他社のオプションソフトがあり
 http://www.superdyn.jp/product/rendou.html
 ダイナミクスはプログラムソースをオープンにしており、カルテ表紙のリンクバーに、
 他社連携出力ボタン、他社連携設定ボタンを設定できます。
 診察券発行システム、画像ファイリング、保険証リーダー、検査オーダーシステムなどがあります。
 ダイナミクス本体が安価なので、オプションソフトもそれほど高額でない、と思います。
電子お薬手帳(製品名:Candy)を使いたい、外出先で患者情報を確認したい(製品名:Melody)というニーズに
 対応するソフトが無料で使えます。
 Android、iPhone、携帯電話(NTT DoCoMo のiアプリ)対応です。電子カルテ(ダイナミクス)からデータ転送する形になります。
 Candy を使用して患者が所有するスマートフォンなどに患者データを転送しておけば、患者は外出先や大災害時にも
 自分の処方内容を確認・提示することができます。
 Melodyを使用して医師が所有するスマートフォンなどに患者データを転送しておけば、医師は外出先・出張先・大災害時にも
 個別患者の病態・処方内容などの診療情報を確認することができます。
 自宅や往診先でもスマートフォンで確認・指示などができますので有用でしょう。
 これに魅力を感じてダイナミクス導入を決めた医師を知っています。

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問題点としては:
○Microsoft Access上で作動する=ファイルの上限が2Gbyteと制限がある・・・解決済み
 ダイナミクスMLでは、電子カルテで10年ほど使用しているユーザーから「1G〜1.5Gのファイルサイズとなり
 作動が重たい、ファイル最適化が困難」などの投稿が出ていました。
 それに対して、開発元=(株)ダイナミクスからファイル分割ソフトがH27年に無償提供となっています。
 これは、たとえば「10年分のカルテを閲覧5年、書き込み5年に分割。閲覧ファイルは文字通り閲覧のみ。
 書き込み可能ファイルは追加書き込みが可能(電子カルテですので、今まで通り修正記録が残ります)。
 ・・・これによって、同一患者の過去の閲覧カルテと最近の診療カルテを同時に見ながら診療できるように
 なりました。
 http://www.superdyn.jp/product/kview.html
 なお、当院では電子カルテでなく、レセコン+採血データ読み込み、で使用しているので本体ファイルの
 サイズはそれほど増加しません。数百人/月の受診者数でファイルはフロッピー3枚ほどのサイズアップです。
 計算したら2Gbyteまで30年、となりました (^_^;)。
○ファイルが壊れやすい
 データベースファイルとしてのMicrosoft Accessは、導入・操作が容易な分、壊れやすいとも言われています。
 全国で多数のユーザーがトラブルなく使用を続けているので、現場では問題なし、ということでしょうが、
 そのリスクは考慮しておくべきでしょう。
 当院でも、ダイナ使用から10年間、ファイル破損の経験は全くありませんが、その危険性は認識しています。
 開発元の指示通り、毎日終業時にファイルのバックアップを取っており、もしもの破損時には
 バックアップしておいた前日ファイルに置換で対応をすることにしています(昼休みと終業時の2回/日、
 バックアップを行っている医療機関もあります)。
 当院では紙カルテ併用ですので、トラブル時には前日カルテへの置換&当日データ再入力も紙カルテを
 見ればいいので、問題にならないでしょう。
 

・・・以下、追加記載予定です。乞う、御期待(期待する方はいらっしゃるのかしら?)。